『私は確信する』 UNE INTIME CONVICTION

『私は確信する』 2018 UNE INTIME CONVICTION
監督 アントワーヌ・ランボー  
 フレンチ・ミステリの伝統と精華がここに。
 10年間、「推定有罪」の精神的迫害に耐えた男の物語。
 マスコミ、検察、警察、そして市民感情。すべてが、この男に妻殺しの汚名をかぶせ。「ヒッチコック狂」のニックネームまでつけた。
 裁判は真実の究明とは別個のゲームだと割り切る弁護士。
 検察が(物証もなく)主張する仮説を法廷が受け入れるかどうかなのだ、と。
 冤罪とは、その仮説(出来そこないの探偵小説)の勝利にほかならない。
 疑惑の罠にとりかこまれた時、その時点で、その容疑者の人権は[終わる]。
 これは、メグレ・シリーズが繰り返し描きつづけた題材であり、テーマだった。
 実話を元にして、こうした傑作がつくられる。この伝統ーー。

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